芸術のつながり

2021年が始まり受験シーズンを慌ただしく過ごしていたところ、すっかり投稿が滞ってしまいました…

受験生は無事希望する音大へ合格し、よく伴奏でご一緒していたヴァイオリンの子も藝大へ合格したとの知らせを受け、とても嬉しい気持ちでいっぱいです!


さて、本日はこれまでに足を運んだ美術展を紹介しつつ、音楽とのつながりにも触れていきたいと思います。

まず、インスタなどでもよく広告が出ていた、原宿で開催の「LOUIS VUITTON &」。(※現在は開催期間が終了しています)

高級ブランドとして有名ですが、もともと創業者のルイ・ヴィトンはトランク職人としてキャリアをスタートさせ、1854年に初の店舗をパリに構えています。

今回は、これまでの特注で制作されたトランクやオブジェ、さまざまなアーティストとコラボレーションしたバッグの数々が展示されてありました。


その中でも、音楽に関係するものを二つ。

まずは、1964年に指揮者ストコフスキーのために製作されたデスク・トランク。

このトランクを持って世界中を旅していたのでしょう。設計図も緻密で、とても機能的に作られていました。



ふたつめは、ピアノ学習者にはおなじみのパデレフスキのトイレタリー・ケース。

日本人には馴染みのない言葉ですが、基本的に身嗜みのため、身体を手入れするためのものを収納するケースのことです。

スキンケアやシェービング用品、ヘアケア用品などが入れられるようになっています。

奥にチラっと見えているのがパデレフスキです。



ちなみに、ストラヴィンスキーも同様のトイレタリー・ケースを注文していたそうですよ。



さて、お次は別の展覧会。長野県立美術館 東山魁夷館にて開催中の「コレクション展 第Ⅰ期」です。


東山魁夷(1908〜99)は横浜生まれの日本画家。1933年に東京美術学校(現・東京藝術大学)研究科を修了後、ドイツに留学。のちに東山は、太平洋戦争への応召や相次ぐ親族の死など、数多くの試練に見舞われるも、苦難のなかで風景の美しさを見出し、自然と向き合い続けました。その日本人の自然観や心情を写し取る画風は高く評価され、いまもなお、戦後を代表する国民的な日本画家として知られています。


その中でも、みなさん1度はこちらの絵を目にしたことがあるのではないでしょうか?

◉東山魁夷「緑響く」1982 長野県信濃美術館 東山魁夷館蔵



こちらの絵を描いているときに、東山魁夷は「モーツァルト:ピアノ協奏曲 第23番 第2楽章」が自分の中に流れてきていたそうです。

ぜひ演奏を聴きながら絵を鑑賞してみてください♪



さて、現在は緊急事態宣言などで美術館や博物館も休館してしまっているところがありますが、

もし再び開館となった際には、ぜひいろいろな展覧会へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

思いがけず音楽とのつながりを感じられる機会があるかもしれません。

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